先日、NHKの夜のニュースでも部活動が再開したというニュースが流れていました。
そこであたりまえのように目に入ったのが、ある学校の剣道部の練習再開の様子。
「ついにできるのか」という感慨深いものがありました。
面の内側にマウスガードを装着しているものの、面マスクをせずに通常の発声・普通の稽古をしている姿にうらやましくもなりました。
全剣連からは「面マスクは必須」「(面の内側の)シールドを強く推奨する」というガイドラインが現状出ておりますので、本校もそれに従っていくことになります。
全剣連の感染拡大予防ガイドラインでは、
「面マスクの下から息が抜けていく」
その補足では、
「面をつけた場合に下からは息が抜けないが上部から息が抜ける、口とマスクの間に空間を作れば息苦しさが緩和される」
と説明されています。
また、面マスクが汗で濡れることで、より息苦くなることも言及されています。
実際に面マスクをつけてHIIT方式で短時間ながら上記動画のように打ち込みをしてみたところ、経験者である顧問も苦しく感じました。
(数年前に八段の先生に稽古をつけていただいていたときの、短時間で息苦しくなっていったことを思い出し、懐かしく感じました。)
全剣連の方針に関わっている先生が、非公式ながら
「いまがベストの対策というわけではなく、よりよいマスクや方法の模索をしていく」
というニュアンスで情報発信をなさっているとも聞きました。
このままの環境が続きますと、剣道人口が減少していってしまうだろうという危機を強く感じます。
まずは、剣道の現場でクラスターの発生が起きないように、各団体・個人が対策をしていくことが必須であると思います。
感染防止と快適な練習を両立できる方法をみつけていけることを切望しています。