2020年4月27日

オンライン練習

ごきげんよう、剣道部です。

本校でも最後の練習から2か月以上が経ってしまいました。
全日本剣道連盟(全剣連)からの「新型コロナウイルス感染症の集団発生を防止するためのお願い」にもありますように、現在剣道の対人練習は中止となっています。
https://www.kendo.or.jp/information/20200405/


最近剣道部では細々とながらオンラインでの練習を行っています。
もちろんみな自宅にいて離れているのですが、iPadの会議アプリGoogle meetを用いてつながることができます。
ひとりでは気持ちを起こせずに始められなくても、みんなでやるとなると結構できるものです。
行っている内容は主に腹筋・体幹などのトレーニングと素振りです。
室内では竹刀を振ることや跳躍することは困難ですが、工夫しながらできることをやっています。
全国でもオンラインでの取り組みが始まっていますので、それらも参考にしながら続けていきたいと考えています。





また、悲しい知らせが届きました。
3年生にとって高校剣道の集大成になる「インターハイ」(当然ながら予選も含めて)も中止が正式に決まってしまいました。(中学生にとってのいわゆる「全中」も同様です)
やむを得ないこととはいえ、打ち込んできた人、関わってきた人、応援してきた人にとって、やり場のない悲しみと虚脱感に包まれているとしか言いようがありません。
早く大手を振って剣道ができる日が来て、苦しんでいる人達の気持ちが何らかの方法で少しでも晴れることを待ち望んでいます。

2020年4月7日

部活動紹介

ごきげんよう、剣道部です。
本日は部活動紹介の動画を公開させていただきます。
特に新入生のみなさんには部活動選びの参考にしてくださればと思います。

この動画では掛かり手が元立ちの面打ちに対して技を決める練習
(よく「技練」といいますね(^^))の一幕です。
(掛かり手(技を出す人)は経験者の部員、元立ちは顧問です。)
1本目は「出ばな面」(相手が面を打ってくる瞬間を狙い、小さく速く面を打ちます)
2本目は「出ばな小手」(相手が面を打ってくる際の手元が上がる瞬間を狙い、小さく速く小手を打ちます)
3本目は「面返し胴」「相手が面を打ってくるところを竹刀で受けて返しそのまま胴を打ちます)
(またこれ以外にも技や活動の様子がお見せできる機会があればと思います)

現在の部員のほとんどは入学時に初心者から始めています。上達するまでには根気が必要で、本当の楽しさを感じるまでには少し時間がかかると思いますが、有効打突を決められたときの達成感は本当に大きく、そこからは壁や苦しさを感じるときもあるでしょうが、上達に喜びを感じていくことでしょう。

剣道の理念「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」とあるように、単純に技術の向上だけでなく、人として成長することが期待できます。

・一生懸命に何かに打ち込みたい人
・強い気持ちを持っている人(一見そう見せなくても内に秘めている人も)
・自分の殻を破りたいと思っている人

以上の方には特におすすめします。
初心者、経験者問わずお待ちしています。
学校が再開されてからになりますのでしばらく期間がありますが、ぜひご検討してみてください。


2020年4月4日

新型コロナウイルスの影響

ごきげんよう、剣道部です。

新年度の大会等についてですが、以下のように発表がされました。

東京都高体連剣道専門部総会(4月)    →中止
東京都春季剣道大会(4月、5月)       →中止
東京都高体連第1回段審査(6月)       →中止
東京都北区青少年大会(5月)       →中止
東京都北区段級審査          →4月29日から延期

(全国総合体育大会(インターハイ)予選は未定)
(4月4日時点での確認となります。)

いままで長い期間懸命に励んできた生徒・多くの選手のことを考えるとやりきれないですが、誰にもコントロールができないことですし、受け入れていくしかありません。
これらのことを踏まえて、部員それぞれの今後にとってよりよい手助けができればと思います。

また通常の生活、安心して部活動に取り組める日が早く戻ってきてくれる日をただただ願うばかりです。

ありがたい

ごきげんよう、剣道部です。

剣道に関わる人にとってはつらい時期が続いていることと思います。
・休校中で部活動ができない
・普段借りている練習場が使うことができない
・素振りをするにも部屋の中では天井や壁が心配、外では不審者呼ばわりされかねない
など、さまざまなことがあると思われます。

数年前に他校の先生からいただいたお話です。
「あたりまえに思っていること、できていることは実はそうではありません。
 めったにないことなのです。」
「有り難い」という言葉の根本についてのお話だったのですが、
「相手がいる」「先生がいて教われる」「場所がある」「周囲や環境の支えがある」
からこそできるのであって、掛け算のようにどれかが欠けたら成り立たないと言えます。普段はあたりまえに感じていて忘れがちのことではないでしょうか。これは剣道に限らず言えるでしょう。

剣道に関わる人は、心構え・競技の性質上の両面から普段より相手への感謝の気持ちをもって練習・稽古に励んでいます。
ただ、ここまでの状況になると、かつてないほどに「みんなが集まるからこそ普段の練習・稽古ができたり、トレーニングがはかどっているんだ」と大きな実感を伴っているのではないでしょうか。

現状では安全を確保した上で、素振りや体幹トレ・筋トレ、動画での研究など、いまできることを自主練習としてやっていくしかなさそうです。これらは技術の向上へと必ずしも直結するわけでもないのですが、上達のための土台となるため、陰ながらの地道な努力として長期的に見ると差がつくところであります。モチベーションを保つことはたいへんでしょうが、いまは辛抱して続けていきたいものですね。