2020年9月30日

あかつき祭一般公開日2日目

ごきげんよう、剣道部です。  

少し時間が経ってしまいましたが、9月27日(日)はあかつき祭一般公開日2日目でした。
剣道部では引き続き「演武 〜日本剣道形〜」 を行わせていただきました。 

本来は演武というものは高段者の方々や、実力がとても高い方々が行うものですが、
今回、初心者と新入生の2名での演武でした。
当初はもちろん、直前まで不安が多くありました。
しかし、練習から2人の日々の成長を見守り、本番を迎え、終えたいま、
改めてこの演武への挑戦の価値が、燦然と輝いていると感じます。




「他校の生徒さんと試合をして勝てるか?」と言えば、剣道はそんなに甘い世界ではありません。
一方で、この新型コロナウイルス感染症騒動によって、大会はいまだに開催の見通しが立たず、
活動が制限されている中で、密度の濃い練習の時間を過ごし経験することができたのは大きいと思います。
全校生徒の前、多くのお客さまの前で、一身に注目を浴びながらも堂々とやりきったことに、
包み隠さず称賛をしたいです。
試合会場でも、審査会場でも1組だけが行う場面はなかなかありませんから。
この経験によって舞台度胸がついてくれたと思います。今後の飛躍に期待しています。


立会い 上段 対 中段


また、この場をお借りして、会場に足をお運びになりご覧くださいましたみなさま、発表のためにお力をくださったみなさま、陰日向に応援してくださったみなさま、労いの声をくださったみなさまに、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

あかつき祭を終えテスト前に入り、練習は少しお休みとなりますが、
練習が再開しましたら今後の段級審査・試合(支部大会→開催の可能性があり)にむけて、稽古を重ねていきます。
引き続き、温かく見守っていただけると幸いです。


小太刀3本目

2020年9月26日

あかつき祭 一般公開日1日目

ごきげんよう、剣道部です。  
本日はあかつき祭一般公開日1日目でした。
 剣道部では 「演武 〜日本剣道形〜」 を行わせていただきました。 
本日は受験生や保護者の方を中心とした一般のお客さまにご覧いただくことで、 
校内発表と異なった緊張がありました。 
一方で、部員は雰囲気を見せることなく、
練習・リハーサル・校内発表日・一般公開日1日目と、 
本人たちのベストの出来を塗り替えてくれています。  
経験者の方から見れば……というご意見もあるとは思います。 
一方で、身内びいきな目になってしまっているでしょうが、
2か月前に練習したときとは比べ物にならないほどに上達してくれました。 
それも、おとといよりきのう、きのうよりきょうと、毎日進化してくれています。
 頼もしいことこの上ないです。 

またあすの最終日(一般公開日2日目)はどのような姿を見せてくれることでしょうか? 9/27(日)11時00分〜11時20分の発表となります。 
お時間ある方、ご興味ある方は、足をお運びいただきご覧いただけると幸いです。




2020年9月25日

あかつき祭

 ごきげんよう、剣道部です。

いよいよあかつき祭が始まります。

今回、剣道部では

「演武 〜日本剣道形〜」

をさせていただきます。

剣道部としていままでにない試みではあるのですが、

「ひとつの挑戦として」

「多くの方に剣道の世界に触れていただきたい」という気持ちを込めて

立会いと日本剣道形を行わせていただきます。

立会い・日本剣道形のどちらも、剣道経験者にとっては段審査で経験する馴染みがあるものですが、

剣道をあまり知らない方にも間近でご覧いただきたいと思っております。

例年は夏休み中に行われる秋季大会に向けての稽古が主なのですが、

大会も中止ということで、形の練習にも時間を割いてきました。

特に、太刀の形7本(高校生で受審できうる参段審査の形の審査課題)だけでなく、

小太刀の形3本(経験者でも受審資格を得られるのが最速で大学生や高校卒業後)にも挑戦してきました。

演舞を行うのは経験の浅い部員と新入生ですが、さまざまな困難があった中でも粘り強く取り組んできました。

ご覧いただくみなさまに何かを感じていただけるように、最後まで質を高める努力をして参りました。

瀧野川女子学園OfficialのYouTubeにCMがアップロードされましたので、ぜひご覧くださいませ。

いよいよ9月26日(土)27日(日)はあかつき祭の一般公開日です。

両日ともに11:00より発表となります。

お時間ある方、ご興味ある方は、足をお運びいただきご覧いただけると幸いです。



出ばな小手


日本剣道形 太刀4本目


日本剣道形 小太刀3本目

2020年9月3日

2学期の再開と活動報告

ごきげんよう、剣道部です。

夏休み期間も終わり、2学期が再開しました。
本校では人数は少ないのですが、幸いにして練習を重ねることができています。


出ばな面


出ばな小手

さて、練習再開から現在までの経緯を簡単に記していきたいと思います。

オンライン授業から通常登校に切り替わり、全剣連の感染拡大予防ガイドラインに基づいて練習を開始しました。
初期のうちは全剣連の紹介のあった「面マスク」を着用し、発声を行わずに打ち込み台や打ち込み棒を使うことを中心にして、時間も短く練習してきました。
息苦しさや時間の短さを感じつつも、練習再開に対して感謝の日々でした。


全剣連面マスク


打ち込み棒


打ち込み台


7月上旬には武道具店で新たに発売された息苦しさが減るというマスクを注文し、
部員全員が休憩中も含めて常に着用してきました。
これは、口元の部分に空間ができて形も保たれているため、息を吸うときに口へと張りつくこともありません。
面をつけると空間はやや狭まりますが、体感では手ぬぐいによる面マスクよりも息苦しくありません。現在ではこのマスクへの違和感はほとんどなくなっています。

また、面には面金の上から2本目以下部分を覆うフェイスシールドも装着しています。
こちらは曇り防止のものということでしたが、実際には水滴がついたり、曇るときもありました。別に用意した曇り止めを塗ることで、やや軽減された感がありました。


剣道用マスクをつけた部員たちです


マスクだけでなく、フェイスシールドもつけています


練習時の姿です


マスクによって鼻からあごまで覆われており、なおかつシールドが面の大半を覆っているので、飛沫の飛散については「飛ばさない」「浴びない」の両面でリスクを大きく軽減できていると考えています。
道着・袴・竹刀・木刀・剣道具についてもアルコール成分による消毒を行っています。

テレビ等で放送される様子を見ても、他競技ではマスクなしで行っているものが大半であり、剣道の場合は厳重に思えるかもしれませんが、「発声を行う」ことや「競技者の年齢層が広く・ご高齢の指導者の方々が多い 」などの競技の特性から、安全策を取るためには止むを得ないと納得する人が多いと思われます。
剣道に関わる人にとって苦しかったのは「掛かり稽古での苦しさ」よりも、断然「練習が禁止される」ことだったと思いますので。。。
本校では良いマスクを見つけることができ、いわゆる「全剣連面マスク」への苦しい・暑いという声を考えると、とても幸運だったかもしれません。

夏季休暇中には、試合や出稽古の機会がありませんでしたので、基本練習や形練習を中心におこなってきました。部員は行事への準備のために練習に参加できないこともありました。一方で、各自で時間を捻出して練習に取り組んでいたのは頼もしく感じました。

今後は、いろいろな懸念があるとは思いますが、「一度しかない中学・高校・大学生活」の剣道の場面において、「試合」「合同稽古・練習試合」「審査」などが早期に認められ、開催できるようになることを願っています。


新入部員による「突き!」 高校に上がったばかりなのに立派です!


次回の更新では「あかつき祭」へ出演するために重ねてきた練習の様子をご紹介できればと思います。