2020年9月3日

2学期の再開と活動報告

ごきげんよう、剣道部です。

夏休み期間も終わり、2学期が再開しました。
本校では人数は少ないのですが、幸いにして練習を重ねることができています。


出ばな面


出ばな小手

さて、練習再開から現在までの経緯を簡単に記していきたいと思います。

オンライン授業から通常登校に切り替わり、全剣連の感染拡大予防ガイドラインに基づいて練習を開始しました。
初期のうちは全剣連の紹介のあった「面マスク」を着用し、発声を行わずに打ち込み台や打ち込み棒を使うことを中心にして、時間も短く練習してきました。
息苦しさや時間の短さを感じつつも、練習再開に対して感謝の日々でした。


全剣連面マスク


打ち込み棒


打ち込み台


7月上旬には武道具店で新たに発売された息苦しさが減るというマスクを注文し、
部員全員が休憩中も含めて常に着用してきました。
これは、口元の部分に空間ができて形も保たれているため、息を吸うときに口へと張りつくこともありません。
面をつけると空間はやや狭まりますが、体感では手ぬぐいによる面マスクよりも息苦しくありません。現在ではこのマスクへの違和感はほとんどなくなっています。

また、面には面金の上から2本目以下部分を覆うフェイスシールドも装着しています。
こちらは曇り防止のものということでしたが、実際には水滴がついたり、曇るときもありました。別に用意した曇り止めを塗ることで、やや軽減された感がありました。


剣道用マスクをつけた部員たちです


マスクだけでなく、フェイスシールドもつけています


練習時の姿です


マスクによって鼻からあごまで覆われており、なおかつシールドが面の大半を覆っているので、飛沫の飛散については「飛ばさない」「浴びない」の両面でリスクを大きく軽減できていると考えています。
道着・袴・竹刀・木刀・剣道具についてもアルコール成分による消毒を行っています。

テレビ等で放送される様子を見ても、他競技ではマスクなしで行っているものが大半であり、剣道の場合は厳重に思えるかもしれませんが、「発声を行う」ことや「競技者の年齢層が広く・ご高齢の指導者の方々が多い 」などの競技の特性から、安全策を取るためには止むを得ないと納得する人が多いと思われます。
剣道に関わる人にとって苦しかったのは「掛かり稽古での苦しさ」よりも、断然「練習が禁止される」ことだったと思いますので。。。
本校では良いマスクを見つけることができ、いわゆる「全剣連面マスク」への苦しい・暑いという声を考えると、とても幸運だったかもしれません。

夏季休暇中には、試合や出稽古の機会がありませんでしたので、基本練習や形練習を中心におこなってきました。部員は行事への準備のために練習に参加できないこともありました。一方で、各自で時間を捻出して練習に取り組んでいたのは頼もしく感じました。

今後は、いろいろな懸念があるとは思いますが、「一度しかない中学・高校・大学生活」の剣道の場面において、「試合」「合同稽古・練習試合」「審査」などが早期に認められ、開催できるようになることを願っています。


新入部員による「突き!」 高校に上がったばかりなのに立派です!


次回の更新では「あかつき祭」へ出演するために重ねてきた練習の様子をご紹介できればと思います。