2021年12月20日

令和3年度 第2支部大会

ごきげんよう、剣道部です。

昨日、郁文館高等学校にて、第2支部剣道大会が開催されました。

学年別の個人戦として、本校からは高校1年生が1名出場しました。

1回戦を2本有効打突を取得し勝利することができました。

2回戦では負けてしまいましたが、選手は高校に入って初めて外部の選手との試合をすることができ、経験を積むことができてよかったです。

最近は限られた相手との稽古しかしていませんでしたので、初めての相手と剣を交えることで、現在の自分の実力やいままで気がつかなかったことも意識することができ、今後の課題にできそうです。

選手本人は、前日の練習・当日の朝も不安でいっぱいだったようですが、試合が終わったあとには「けっこう楽しかった」という言葉も出ていて、充実感があったようです。一生懸命練習してきた生徒ですので、勝つことができたのはちょっとしたごほうびになり、そして自信にもなってくれたと思います。

本校では今年度の出場できる試合はこれでおしまいですが、次年度の個人戦や段審査に向けて、稽古を積み重ねていってもらいたいと思います。




2021年11月11日

北区段位審査会

ごきげんよう、剣道部です。

先日、北区剣道連盟による段位審査会が行われました。

本校からは1名が初段審査を受審し、合格することができました。

本人曰く「実力を発揮することができ、楽しく挑むことができた」ということでした。

早い段階から準備を進めていたおかげもあり、実技・形・作文も直前であたふたすることもなかったようです。

練習の際には毎回iPadで動画を記録しているため、9月、10月、11月の直前練習と、比較することができ、動きや技が洗練されていったのがよくわかりました。

課題はまだありますが、本人は「技をもっとうまく出せるようになりたい」と言っていますし、これからの成長も楽しみです。来年、弐段の合格を願っています。





2021年9月11日

卒業アルバム用写真撮影

ごきげんよう。剣道部です。

先日卒業アルバム用の写真撮影があり、久しぶりに引退した部員たちが集まりました。

現在はそれぞれの進路に向かって努力を続けています。剣道で培った精神力と継続力で、それぞれの望む道に進んでもらいたいと思います。

しばらくは剣道から離れるかもしれませんが、進路が決まったら卒業前にまた一緒に練習できる日が来ることを願っています。

そのときには現役の部員が練習を重ねて上達した姿を、先輩たちに見せてくれることでしょう。

撮影の前後では後輩が先輩を慕って「また一緒に練習をしたい」とねだる微笑ましい場面もありました。


2021年6月28日

段位審査会

 ごきげんよう、剣道部です。

昨日6/28(日)、都立小金井北高校にて剣道段位審査会が行われました。

本校からは初段を1名、弐段を2名が受審し、それぞれが合格することができました。

緊急事態宣言が続いていたことにより、練習に制限があり万全の準備ができたとは言えませんでしたが、それぞれがなんとか合格を手にすることができたので何よりでした。

合格者のそれぞれが、なにかしらで「失敗した」「実力を出しきれなかった」という感想をもっていたので、次の受審の機会では今回の経験を生かして納得がいく合格ができることを願っています。

さて、東京都高体連による段審査会は2020年2月以来の開催ということもあり、多くの高校生が受審をしていました。

各段での審査では、例年よりも全体的に受審者のレベルが高いように感じました。

おそらく、本来であればもっと前の機会に合格できていたはずが、審査が開催がされなかったことにより、より多くの稽古を積み重ねた上での今回の受審となったのであろうと思います。コロナ禍で練習が制限されている中で、限られた機会で一生懸命に練習に励んできた、高校生の底力を感じました。

今回審査会の開催にご尽力頂いた東京都高体連剣道専門部の役員の先生方、審査会の運営をなさってくださった先生方、会場を提供して頂いた会場校さま、会場でのお手伝い生徒のみなさまに感謝申し上げます。

2021年5月17日

全国高等学校剣道大会東京都第2支部予選

ごきげんよう、剣道部です。

先日の日曜日、5月16日に全国高等学校剣道大会 東京都第2支部予選が行われ、

本校剣道部は1名が個人戦に出場をしました。

1回戦では勝利することができましたが、2回戦で敗戦となりました。


1回戦 面返し胴を決めることができました

春季大会と今大会の団体戦は出場することができず、緊急事態宣言により練習が限られた中で、志願した1名が特別練習の形で試合に向けて準備をしてきました。

限られた回数と短時間の練習の中で、どんなメニューでコンディションを戻し、上げられるかを考えながら集中して取り組みました。

都大会出場を実現できなかったのは残念ですが、今回の経験は選手本人にとって後々に活きてくる日が来ると思います。

大会開催にご尽力頂いた東京都高体連剣道専門部の役員の先生方、大会運営をなさってくださった先生方、会場を提供して頂いた会場校さま、会場でのお手伝い生徒のみなさまに感謝申し上げます。

大会が終わりましたので対人練習をすることはできませんが、6月末の昇段審査に向けての準備を緊急事態宣言が明けるまでオンラインで進めていきます。

2021年4月14日

クラブプレゼンテーション

ごきげんよう、剣道部です。

本日、新入生のみなさん向けにクラブの紹介をさせていただきました。

改めて活動の基本情報をお知らせさせていただきます。

練習日程:月曜・水曜・木曜・(金曜)・土曜

金曜日は試合が近いときや、他の活動日に練習ができないときに行い、週4回の練習を基本としています。

また、試合や審査は主に日曜日に行われます。

体験や見学の際は、顧問の先生まで事前にお話をしてください。

体育着などで来てもらえれば、初心者のみなさんにも体験をしてもらうことができます。

経験者のみなさんは、自分の剣道具をもってきてもらえるとなお良いです。

いくつかの試合の申込みの締切が間近となっていますので、気になった方はまずは部員や顧問の先生に声をかけてみてください。

現在、人数は少ないですが、それぞれが試合や審査に向けて一生懸命練習をしています。

剣道部一同お待ちしています!







昨年のあかつき祭の様子昨年のあかつき祭のCM昨年のクラブ紹介CMもよろしければご覧ください!

2021年3月31日

ある日の練習メニュー②

 ごきげんよう、剣道部です。

前回ご紹介した練習メニューに続いて、より実戦的な激しい動きのメニューをご紹介します。

(面をつけてからの練習)

・基本打ち込み稽古(3人1組、掛かり手に対して元立ちが2人)

大きく面を打つ切り返し(2人連続)

竹刀で受ける切り返し(2人連続)

大きな面 1往復半  大きな小手面 1往復半

上段からの諸手面 1往復半  裏からの面 1往復半

実戦の面 1往復半  小手 1往復半  実戦の小手面 1往復半

胴打ち 1往復半  逆胴(2人連続)  面・突き面2セット

面打ち体当たりからの引き技3種類・小手面体当たりからの引き技3種類(2人連続で)

8種の技(小手、面、小手面、突き、出ばな面、出ばな小手、面返し胴、小手に対する技)

2人1組、1人2回

〜休憩〜

・技練(技の練習) (3人1組・掛かり手に対して元立ちが2人)

出ばな面 1往復半、出ばな小手 1往復半、返し胴 片道2セット、小手に対する技 片道2セット

・技の研究

〜休憩〜

・試合稽古

・大きな面・実戦の面、大きな小手面・実戦の小手面、面体当たり切り返し、面体当たり切り結び、面 (2人連続・3人1組で掛かり手に対して元立ちが2人)

今回のメニューですが、

基本打ち込みでは「足をしっかりと使うこと」「勢いよく思い切りのよい打ちをすること」を意識します。1人目へ打突したあとには残心とともに、次の相手の喉元へと竹刀を向けるようすぐに構え直すのも大切です。体力的には大変ではありますが、瞬発力とともに持久力も鍛えられます。

1往復半での技の稽古では「勢いを大切に技を決めること」「打突後すぐに次の技を打てるようにすること」「片道後に振り返ってすぐに次の相手に向き合い技を出すこと」を意識します。

「技の尽きたところ」は打突の機会の1つであり、自分が隙を作らないこと・相手の隙をつくことが大切です。普段から意識していないと、試合において有効打突を決められてしまうもったいない場面につながってしまいます。

最後に行った切り結びが含まれる練習ですが、体力・気力ともに負荷の大きくなっています。剣道の練習の面白いところの1つでもあると思うのですが(剣道に限らずでもありますが…)初心者にとっても経験者にとってもそれぞれの立場で限界を超えようとするキツさがあります。

最後の切り結びについてはお互いに「相手を打ち負かすつもりで」行いますので、技術・精神力ともに鍛えられます。特に2人目のときにはかなり苦しくなりますが、やり終えたときの達成感や周りからの「ナイスファイト!」の声が励みになります。


剣道の練習では様々な角度から追究することができる競技であり「道」であります。

高校生にとっては同年代を相手とする試合・大会が1番に挙げられますが、「自分の動きの理解」や「理想の動きを求めること」、「相手との呼吸や間合いを探ること」、

などなど、続けていればそれぞれの課題や追い求めるものがでてきます。

高校でできる剣道の期間はそれほど長くはありませんが、高校生の間にしかできない貴重な機会となります。また、「生涯剣道」という言葉もある通り、高校卒業後もそうですし、少しもしくはしばらくお休みしたあとで再開するなど、老若男女が一緒に長くできます。

決してラクな競技ではありませんが、やりがいは大きいです。

「挑戦」してみたい人、お待ちしています!


2021年3月24日

本格的な練習再開・ある日の練習メニュー

 ごきげんよう、剣道部です。

先日より学校での練習を再開することができています。

12月末の試合後からは、ずっとオンラインで素振りを行っていたため、部員それぞれが

「やっと対人での練習ができる!」という喜びが大きかったように思います。

素振りを重ねてきたことにより、ほとんど落ちていない部員もいれば、いままでよりも振りが鋭くなってきた部員もいました。

ただやはり実戦感覚は失っているので、練習を重ねて取り戻していければと思います。

緊急事態宣言は明けましたが、当然感染対策は怠らずに活動していきます。

剣道は発声を行う競技の特性上、感染対策が非常に重要であり、全日本剣道連盟からの通達に従いマスクとマウスシールドをつけての練習となります。試合の規則を一部変更していることも含めて、他の競技よりもかなり気をつけて対策を徹底しているのではないかと思われます。

さて、練習再開後のある日の練習メニューをご紹介したいと思います。

・準備運動

・バランスボードによる体幹トレーニング(写真の器具でジャンプします!)

・素振り

・基本打ち込み稽古(ここからは面をつけての練習です)

大きく面を打つ切り返し、竹刀で受ける切り返し、

大きな面3種類3本ずつ、大きな小手面3種類3本ずつ

上段からの諸手面3本、裏からの面3本

実戦の面3種類3本ずつ、小手3種類3本ずつ、

実戦の小手面打ち3種類3本ずつ、

胴打ち2種類、逆胴2種類、突き2種類、突き面2種類、

面打ち体当たりからの引き技3種類、小手面体当たりからの引き技3種類

8種の技(小手、面、小手面、突き、出ばな面、出ばな小手、面返し胴、小手に対する技)

〜休憩〜

・技練(技の練習)

出ばな面、出ばな小手、返し胴、小手に対する技

・技の研究

〜休憩〜

・地稽古


基本打ち込み稽古の「3種類」は

”すり足で”、”踏み込み足で元立ちの直前で止まる”、”打ち抜ける”をそれぞれ行います。

打ち方(身体の使い方、竹刀の使い方、足の使い方)、勢いなどを意識しながら打突をします。

技の研究は、個々で申し合わせで技を練習し、お互いにアドバイスや相談し技を磨きます。

得意なことがそれぞれで違いますので協力かつ切磋琢磨することができます。

今回のメニューを含め、他校の練習メニューをさまざまに参考にさせてもらいながら取り組んでいます。


次回は別のパターンの練習メニューをご紹介したいと思います。

2021年3月16日

高校で剣道をするのに必要なもの

ごきげんよう、剣道部です。

入学生のみなさんの中で、高校に入学したら剣道をやりたい!と思っている人もいるかもしれません。

そこで、剣道をするのに必要なものをご紹介したいと思います。


12月に開催された新人大会でのひとコマです

〜未経験の方向け〜

・剣道着・袴…本校では体育で毎年剣道を行う期間があります(剣道具はつけません)。そのため入学前に購入なさっていることと思います。洗濯する必要もあるので剣道着(上衣)については部員は入部後に複数着各自で用意しました。

・剣道具…面・垂れ・胴・小手

 剣道を始めるにあたってハードルが高いと思われるのは、これらの剣道具が高価であることです。学校にある貸し出し用剣道具(この春卒業した先輩が借りていたものが返却されて、洗って消毒したものです)は若干数ありますが、サイズが一致するかどうかは試してみてということになります。

 一般的には自分のものであるとサイズもぴったりで違和感なく、「最後までしっかり頑張ろう!」というモチベーションにもつながります。(現部員談)

・手ぬぐい…面を被る際に後頭部の保護や汗などによる面の劣化を防ぐために頭に被ります。

さまざまに文字やデザインが印刷されたものがあり、剣道具屋さんで扱われています。



不動心


最近はこのような手ぬぐいもあるそうです!

・マスク・マウスシールド…感染症対策として着用が義務付けられています。



マスクとマウスシールド 慣れると違和感はなくなってきます


・名札…いわゆる垂れネームと言われていたものになります。所属団体と名字が記載されたもので、入部後に用意することになります。

・竹刀・鍔(つば)・鍔止め…竹刀は高校生女子は3尺8寸(117cm)以内、420g以上の「38女子」と言われる型になります。

なお、竹刀については練習するうちに割れてしまったりささくれてしまうために、その他の剣道具とは異なり消耗品と考えた方がよいです。

鍔についてはさまざまなデザインがありお気に入りのものを探して選ぶ人もいます。

・防具袋・竹刀袋…持ち運ぶときに必要となります。いくつかは部にあります。

(※いずれも入部前から用意しなければならないものではありません。)


〜中学校での経験のある方向け〜

いままでに剣道の経験がある人にとって新たに必要となるのは「名札」と「竹刀」、「マスク・マウスシールド」になるのではないでしょうか。体験や最初の練習では中学のときに使っていたものでも大丈夫ですが、試合では新しいものが必要となります。中学生では竹刀は3尺7寸(114cm)以内、400g以上の「37女子」でしたが、高校生では前出の「38女子」のものを使います。

本校の生徒は柄(つか=竹刀の握る部分)が八角小判型の竹刀を使用していて、まとめて購入しているため、体験などの機会に握りを試すこともできます。(初めて握る人が多いことと思います。木刀のようで正しく握りやすいです。)


 

名札については団体名や書体を統一するために、部でまとめて注文しています。届くまでにはおよそ2週間かかり、4月末、5月末には試合が予定されていますので、早速試合で活躍したいと思っている方がいらっしゃいましたら、学校へのお電話で剣道部顧問宛にお問い合わせいただければと存じます。

東京都では剣道を行うのに特に困難が伴っている情勢ですが、感染症対策を徹底しながら稽古に励み、その成果を発揮できる機会が確保されていくことを願っています。

部員一同、新入生のみなさんをお待ちしています。

2021年3月15日

全日本剣道選手権大会・全日本女子剣道選手権大会

ごきげんよう、剣道部です。

昨日3月14日に全日本剣道選手権大会・全日本女子剣道選手権大会が長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で開催されました。

テレビではNHK BS1で放送され、youtubeでのライブ配信もありました。

そのようなこともあり、部員・顧問ともに「試合を見よう!」と話をしていました。


今大会は無観客試合でもありましたので、このように試合の様子が見られる状態にあるのはありがたく、技術の進歩に感謝したくなります。こういったことで、より多くの方が剣道に触れる機会が増えてくれるとうれしく感じます。

例年は男子は11月3日に日本武道館(令和元年度は大阪市中央体育館)で、女子は9月の第1日曜日にホワイトリング(ここ数年)で開催されていましたが、令和2年中に開催できなかったことによるスライド開催でした。

今回のホワイトリングは1998年の長野オリンピックでフィギュアスケートやショートトラックスピードスケートが開催された会場だそうです。


さて、今大会では例年出場選手のうち男子ではおよそ8割、女子ではおよそ3~4割を占めていた警察官の選手の方がいらっしゃらず、初出場の選手が多くなりました。

新型コロナウイルス感染症の情勢により、この1年間警察官の方は剣道の稽古をすることができず、予選に出場することもできなかったそうです。(職業を考えると仕方がないのでしょうが、とても残念ですね。)

新たに出場の機会が巡ってきた選手が増えたという点が特徴的でした。

一方で世界でも最高峰のレベルの大会ということで、警察官の選手の試合をやはり見たいという意見もあるかと思います。

いずれにせよ、稽古に励む機会やその成果が発揮される大会の機会が、再びかつてのようにあたり前になってほしいものです。


さて、試合の結果ですが男子で優勝された松崎賢士郎選手は大学4年生で、昨年度の大会では準優勝でした。(なお、今回男子ではベスト4まで勝ち上がった選手はみな筑波大学出身でした。)

女子では大学2年生の諸岡温子選手が優勝しました。
諸岡選手は2018年の高校総体(インターハイ)の優勝メンバーで、2018年に放送された「ミライモンスター」、2018年と2019年に「かりそめ天国」でも紹介されたこともあった選手です。
なお、女子の大会では出場資格が18歳以上(男子の大会は20歳以上)です。
今年は高校生の出場が8名と例年よりも多くなっていました。若い世代の活躍が目立った大会だったと言えそうです。

全日本剣道連盟の公式youtubeに試合の様子や有効打突1本集がアップロードされています。
特に今回22歳・20歳と若い選手が優勝したということで高校生や中学生にとっては、より身近に試合動画の研究に励むことができるのではないでしょうか。


また、東京都高体連剣道専門部から新年度の春季剣道大会のお知らせをいただきました。
新人大会の都大会が中止になってしまい、残念に思っていた東京都に通う剣道部員にとっては希望やモチベーションの種になってくれるとよいですね。

次回こそは「高校で剣道をするのに必要なもの」のご紹介をさせていただければと思います。

2021年3月11日

3学期の活動報告

ごきげんよう、剣道部です。

しばらくぶりの更新となります。

今年度の残りの目標として掲げていた昇段審査が、当初予定されていた2/14から、緊急事態宣言が発令したことにより2/28に延期となっていました。

さらに残念ながら、緊急事態宣言が1か月の延長が決まったため、今年度の審査は中止になってしまいました。

また、本校剣道部は出場の権利を得られませんでしたが、東京都高等学校新人剣道大会の都大会も1/17から3/20,3/21へと延期での開催が予定されていましたが、東京都高体連剣道専門部の役員の先生方がご尽力なさって開催の準備が進められていたようですが、東京都の再度の緊急事態宣言の延長により中止となっていました。

1度しかない高校生の活動の機会が奪われることは残念で仕方ありません。(中学生、小学生、大学生も同様ですね。)

新年度になると、4月、5月、6月と新高校3年生にとっては特に最後の大会になりますので、なんとか開催される情勢になっていることを願っています。


1月からは本校ではオンライン授業が続き、練習もオンラインで行ってきました。

基本的な素振りとHIIT形式での素振りが中心でした。

各家庭により状況が異なり、「竹刀で」「素振り棒で」と振るものは違いましたが、地道に振ることを重ねてきました。

HIIT(High Intensity Interval Training)形式では、20秒の高負荷のトレーニングを行い10秒休憩をはさみ、これを繰り返していきます。

「切り返し」「胴の切り返し」「その場での小手面」「早素振り」を4セットもしくは8セットで行ってきました。

それぞれが1人で続けるのは気持ちの面でなかなか困難ですが、Google meetでつながり、iPadでタイマーの状況を配信することで、みんなで同時にそして励ましながらやってきました。

休憩時間の10秒ごとに回数を記録するのは大変でしたが、その記録のおかげでどれだけの本数振ってきたかを把握することもできました。

日々回数が微増減したり、最高回数の更新(!)があったりと記録することで、自分の状態を確かめることもできていたかと思います。

試験がありお休み期間もありましたが、先日振った回数が20000回を超えた子もでてきました。数がすべてではないにしても、確実に振ってきた・続けてきた結果ですので自信になってくれればと思います。


本校に入学が決まっているみなさんの中でも、剣道経験者の方や未経験の方でも「高校で剣道をやってみたいな」と思っている方もいらっしゃるかと思います。

新年度にみなさんと一緒に練習できる日が来ることを待ち望んでいます。


次回の更新では「高校で剣道をするのに必要なもの」をご紹介できればと思います。

みなさま、体調にはどうぞお気をつけながらお過ごしくださいませ。

ごきげんよう。

2021年1月7日

新年、稽古始め、今後の活動について

ごきげんよう、剣道部です。

新年最初の更新となります。本年もよろしくお願いいたします。

さて、本校剣道部では5日がオンラインでの練習が稽古始めとなりました。

年末年始での素振りの継続は個々によってさまざまでした。

「習慣化には早くて3週間、多くの場合は2か月」という風にも言われます。

ある剣道家の先生が紹介なさっていた海外の論文によると、

「週4回の活動を6週間以上続けることで習慣化」されるそうです。

素振りに限らず、やって良いことは習慣化していきたいものですね。


さて、1月6日付けで東京都高体連剣道専門部より、新人剣道大会都大会の延期が発表されました。

「緊急事態宣言の発出に伴い東京都における部活動の自粛期間が設けられた」

ということでやむを得ないのですが、この1年多くの生徒が苦しい状況の中で過ごしてきて、練習を再開してからも随時マスクを着用しての稽古や道具の消毒など、細心の注意を払って過ごしてきました。先日の支部予選での各参加校の生徒の様子を見て、試合参加のためにも気をつけて過ごしてきたのだろうということを強く感じたので、余計に残念に思います。

ウイルスの活動はヒトにどうこうできるものではないでしょうが、なんとか早く状況が落ち着いてくれることを願っています。


本校の生徒は都大会に出場することはできませんでしたが、2月には昇段審査が控えていました。

情勢を考えると2月に受審ができるのか、それとも次の年度になってしまうかはわかりませんが、高校2年生は引退まであまり期間もありませんので、できるだけ気持ちを切らさずまた、昇段審査や新年度の試合に向けてできることを続けていきたいと思います。

3学期は短く、学年末試験も近づいていますので、文武両道の精神で粘り強く、学びへも励んでいくことが大切です。


しばらくの間、引き続きオンラインで各自自宅での練習となります。対面でできない難しさはありますが、素振りや日本剣道形の確認、昇段審査の作文の確認などをおこなっていきたいと考えています。