ごきげんよう、剣道部です。
昨日3月14日に全日本剣道選手権大会・全日本女子剣道選手権大会が長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で開催されました。
テレビではNHK BS1で放送され、youtubeでのライブ配信もありました。
そのようなこともあり、部員・顧問ともに「試合を見よう!」と話をしていました。
今大会は無観客試合でもありましたので、このように試合の様子が見られる状態にあるのはありがたく、技術の進歩に感謝したくなります。こういったことで、より多くの方が剣道に触れる機会が増えてくれるとうれしく感じます。
例年は男子は11月3日に日本武道館(令和元年度は大阪市中央体育館)で、女子は9月の第1日曜日にホワイトリング(ここ数年)で開催されていましたが、令和2年中に開催できなかったことによるスライド開催でした。
今回のホワイトリングは1998年の長野オリンピックでフィギュアスケートやショートトラックスピードスケートが開催された会場だそうです。
さて、今大会では例年出場選手のうち男子ではおよそ8割、女子ではおよそ3~4割を占めていた警察官の選手の方がいらっしゃらず、初出場の選手が多くなりました。
新型コロナウイルス感染症の情勢により、この1年間警察官の方は剣道の稽古をすることができず、予選に出場することもできなかったそうです。(職業を考えると仕方がないのでしょうが、とても残念ですね。)
新たに出場の機会が巡ってきた選手が増えたという点が特徴的でした。
一方で世界でも最高峰のレベルの大会ということで、警察官の選手の試合をやはり見たいという意見もあるかと思います。
いずれにせよ、稽古に励む機会やその成果が発揮される大会の機会が、再びかつてのようにあたり前になってほしいものです。
さて、試合の結果ですが男子で優勝された松崎賢士郎選手は大学4年生で、昨年度の大会では準優勝でした。(なお、今回男子ではベスト4まで勝ち上がった選手はみな筑波大学出身でした。)
女子では大学2年生の諸岡温子選手が優勝しました。
諸岡選手は2018年の高校総体(インターハイ)の優勝メンバーで、2018年に放送された「ミライモンスター」、2018年と2019年に「かりそめ天国」でも紹介されたこともあった選手です。
なお、女子の大会では出場資格が18歳以上(男子の大会は20歳以上)です。
今年は高校生の出場が8名と例年よりも多くなっていました。若い世代の活躍が目立った大会だったと言えそうです。
全日本剣道連盟の公式youtubeに試合の様子や有効打突1本集がアップロードされています。
特に今回22歳・20歳と若い選手が優勝したということで高校生や中学生にとっては、より身近に試合動画の研究に励むことができるのではないでしょうか。
また、東京都高体連剣道専門部から新年度の春季剣道大会のお知らせをいただきました。
新人大会の都大会が中止になってしまい、残念に思っていた東京都に通う剣道部員にとっては希望やモチベーションの種になってくれるとよいですね。
次回こそは「高校で剣道をするのに必要なもの」のご紹介をさせていただければと思います。