2020年12月26日

東京都新人剣道大会 第2支部予選

ごきげんよう、剣道部です。

先日の日曜日、12月20日に、今年度最初で最後の公式戦である、東京都新人剣道大会の第2支部予選が行われ出場しました。

まずは大会開催にご尽力頂いた東京都高体連剣道部役員の先生方、大会運営をなさってくださった先生方、会場を提供して頂いた会場校さま、会場でのお手伝い生徒のみなさまに感謝申し上げます。

1回戦 対 王子総合高等学校 3勝(4本)ー1敗(不戦敗1) 勝利

2回戦 対 東洋大学京北高等学校 0勝(2本)ー5敗(不戦敗2) 敗戦

1月の都大会出場はなりませんでしたが、貴重な経験をすることができました。


現在のチームは団体戦に試合出場ができるぎりぎりの3名です。経験もあまりないので、これまでの目標は、

①誰かが1本(有効打突)を取る

②誰かが勝つ

③チームとして勝つ

という3段階に定めていましたが、今回、出場した3名ともに1回戦で有効打突を取り、なおかつ勝つことができたので、3つの目標を達成することができました。

さらに、2回戦でも2名が得意としている技を有効打突にすることができました。

本人たちにとっては普段の練習の成果を確かめられ、少なからず報われた気持ちになったのではないかと思います。

スコアからすると都大会出場まではまだまだ遠いのではありますが、高校2年生にとって引退までに残っている公式戦は、

・4月末の関東大会予選(春季大会)

・5月後半からのインターハイ予選

のみです。

今回1勝できたことを励みに、関東大会予選では(例年予選がなく都大会の予定なので)1勝することを、また、インターハイ予選では支部の予選を突破し都大会に出場することを目標にしていきます。


今回は昨今の情勢のせいか、出場校も少なく女子は9チームのみでした。

また、本校と同じように5人が揃わないチームも多く見受けられました。

新年度になればまた状況も変わるでしょうが、新入生の力を借りて新たな目標を達成できるように励んでいきたいと思います!

現状は人数の少ない剣道部ではありますし、いまの1年生のように新入生に即戦力として活動してもらいたいです。

経験者の方はもちろん、いまの部員のうち2人はまったくの初心者から始めていますので、新年度に新しく剣道を始めたいと思っている方もぜひ!

部員一同お待ちしています!!



このあと剣道部も年末年始のお休みとなりますが、毎日素振りをしようということでみんなでデータをシェアし、励ましながら記録をしています。

2月14日には全員が段審査を受審しますので、みな合格できるようにできる練習を積み重ねていきたいと思います。

今年も様々な方面のみなさまにお世話になりました。

また新年に活動のご報告ができればと思います。

みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。ごきげんよう。

2020年11月17日

外部活動報告

ごきげんよう、剣道部です。

2週間にわたり日曜日に外部での活動を行うことができました。

11月8日には東京都高体連剣道専門部による「普及指導部講習会」に参加させていただきました。

1級審査を受ける生徒・経験者に分かれての講習でした。

1級審査を受ける生徒には「木刀による剣道基本技稽古法」・「立会い」での練習の機会とご指導を頂戴しました。

経験者は他校の生徒さんと3人組になり、素振り・打ち込み練習・試合練習・地稽古をすることができました。

講師の先生からのご指導をいただき、生徒は普段から気をつけるように言われていることの確認やいつもとは異なる切り口でのお話により学ばせていただきました。

この講習会は東京都高体連剣道専門部による今年度初の行事ということでした。

外部での活動ができない中、12月20日に行われる東京都新人剣道大会に向けて貴重な機会となりました。


11月15日には北区剣道連盟による「1級審査会」に参加させていただきました。

受審者以外には会場の建物に入ることができませんでしたが、無事合格を頂戴しました。


今年度は感染症により多くの大会や審査会が中止になってしまいましたが、年末になりいくつかの行事が開催することができるようになってきました。

本校剣道部では12月20日の東京都新人剣道大会、年が明けて2月14日の昇段審査を目標として励んでいきたいと考えています。





2020年10月7日

演武 〜日本剣道形〜

ごきげんよう、剣道部です。

先日のあかつき祭で発表させていただきました

「演武 〜日本剣道形〜」

の2日目(9/26)に行われた様子が学校の公式YouTubeにアップロードがされました。

ご覧いただけなかったみなさまはもちろん、当日ご覧いただいたみなさまにも再び、これを機にご覧いただけると幸いです。

総時間18分にわたる長編となっております。

部分的にご覧になりたい方向けにインデックスをつけさせていただきました。


発表に先立って0:00~

OP・剣道のご紹介 0:40~

有効打突の見え方2:25~

立会いのご紹介 3:20~

立会い4:07~

剣道の近況のご紹介 7:43~

日本剣道形のご紹介 9:00~

日本剣道形 10:05~

      太刀7本10:42〜

              小太刀3本14:50~

改めて見直すと、間違いなくそのときのベストを尽くしている一方で、

完成度を厳しく見ると「惜しい」と見受けられる点が見受けられました。

立会い(実技)の方は経験と錬度の問題もあり、現時点での能力の限界もあります。

発声は3日目につれて良くなっていきました。技のキレという点で言えば逆に疲れが出てきていたでしょうか。

日本剣道形の方は全体的には、やってきたことができていましたが、

互いの中心となる位置(舞台の中心)のズレや、蹲踞の際に刀が交わっていないことなど、

YouTubeに残り、不特定の多くの方に見ていただき続けることを考えると、もったいなかったです。

しかし、審査や試合のときにも含めて1回限りの場でパーフェクトの状態を発揮するというのは難しいもので、

逆に、そのパーフェクトでなかった部分を意識することで今後に続けていければ、次のレベルを目指していけるのだと思います。

演武をやってくれた部員たちは、次の目標を段審査に定めていますが、その先の段位、さらに生涯剣道とつながってくれればと密かに願っています。

剣道は老若男女を問わず一緒に剣を交えることができ、長く続けていける競技でもあり、

なにより自分自身と向き合い、人としての成長をしてゆくことができますので。


次年度「私こそが演武者になってみたい」という新入部員さんが入ってくれることを密かに願っています。

先輩たちがきっと今年の経験を厳しくも優しく教えてくれることでしょう。

2020年9月30日

あかつき祭一般公開日2日目

ごきげんよう、剣道部です。  

少し時間が経ってしまいましたが、9月27日(日)はあかつき祭一般公開日2日目でした。
剣道部では引き続き「演武 〜日本剣道形〜」 を行わせていただきました。 

本来は演武というものは高段者の方々や、実力がとても高い方々が行うものですが、
今回、初心者と新入生の2名での演武でした。
当初はもちろん、直前まで不安が多くありました。
しかし、練習から2人の日々の成長を見守り、本番を迎え、終えたいま、
改めてこの演武への挑戦の価値が、燦然と輝いていると感じます。




「他校の生徒さんと試合をして勝てるか?」と言えば、剣道はそんなに甘い世界ではありません。
一方で、この新型コロナウイルス感染症騒動によって、大会はいまだに開催の見通しが立たず、
活動が制限されている中で、密度の濃い練習の時間を過ごし経験することができたのは大きいと思います。
全校生徒の前、多くのお客さまの前で、一身に注目を浴びながらも堂々とやりきったことに、
包み隠さず称賛をしたいです。
試合会場でも、審査会場でも1組だけが行う場面はなかなかありませんから。
この経験によって舞台度胸がついてくれたと思います。今後の飛躍に期待しています。


立会い 上段 対 中段


また、この場をお借りして、会場に足をお運びになりご覧くださいましたみなさま、発表のためにお力をくださったみなさま、陰日向に応援してくださったみなさま、労いの声をくださったみなさまに、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

あかつき祭を終えテスト前に入り、練習は少しお休みとなりますが、
練習が再開しましたら今後の段級審査・試合(支部大会→開催の可能性があり)にむけて、稽古を重ねていきます。
引き続き、温かく見守っていただけると幸いです。


小太刀3本目

2020年9月26日

あかつき祭 一般公開日1日目

ごきげんよう、剣道部です。  
本日はあかつき祭一般公開日1日目でした。
 剣道部では 「演武 〜日本剣道形〜」 を行わせていただきました。 
本日は受験生や保護者の方を中心とした一般のお客さまにご覧いただくことで、 
校内発表と異なった緊張がありました。 
一方で、部員は雰囲気を見せることなく、
練習・リハーサル・校内発表日・一般公開日1日目と、 
本人たちのベストの出来を塗り替えてくれています。  
経験者の方から見れば……というご意見もあるとは思います。 
一方で、身内びいきな目になってしまっているでしょうが、
2か月前に練習したときとは比べ物にならないほどに上達してくれました。 
それも、おとといよりきのう、きのうよりきょうと、毎日進化してくれています。
 頼もしいことこの上ないです。 

またあすの最終日(一般公開日2日目)はどのような姿を見せてくれることでしょうか? 9/27(日)11時00分〜11時20分の発表となります。 
お時間ある方、ご興味ある方は、足をお運びいただきご覧いただけると幸いです。




2020年9月25日

あかつき祭

 ごきげんよう、剣道部です。

いよいよあかつき祭が始まります。

今回、剣道部では

「演武 〜日本剣道形〜」

をさせていただきます。

剣道部としていままでにない試みではあるのですが、

「ひとつの挑戦として」

「多くの方に剣道の世界に触れていただきたい」という気持ちを込めて

立会いと日本剣道形を行わせていただきます。

立会い・日本剣道形のどちらも、剣道経験者にとっては段審査で経験する馴染みがあるものですが、

剣道をあまり知らない方にも間近でご覧いただきたいと思っております。

例年は夏休み中に行われる秋季大会に向けての稽古が主なのですが、

大会も中止ということで、形の練習にも時間を割いてきました。

特に、太刀の形7本(高校生で受審できうる参段審査の形の審査課題)だけでなく、

小太刀の形3本(経験者でも受審資格を得られるのが最速で大学生や高校卒業後)にも挑戦してきました。

演舞を行うのは経験の浅い部員と新入生ですが、さまざまな困難があった中でも粘り強く取り組んできました。

ご覧いただくみなさまに何かを感じていただけるように、最後まで質を高める努力をして参りました。

瀧野川女子学園OfficialのYouTubeにCMがアップロードされましたので、ぜひご覧くださいませ。

いよいよ9月26日(土)27日(日)はあかつき祭の一般公開日です。

両日ともに11:00より発表となります。

お時間ある方、ご興味ある方は、足をお運びいただきご覧いただけると幸いです。



出ばな小手


日本剣道形 太刀4本目


日本剣道形 小太刀3本目

2020年9月3日

2学期の再開と活動報告

ごきげんよう、剣道部です。

夏休み期間も終わり、2学期が再開しました。
本校では人数は少ないのですが、幸いにして練習を重ねることができています。


出ばな面


出ばな小手

さて、練習再開から現在までの経緯を簡単に記していきたいと思います。

オンライン授業から通常登校に切り替わり、全剣連の感染拡大予防ガイドラインに基づいて練習を開始しました。
初期のうちは全剣連の紹介のあった「面マスク」を着用し、発声を行わずに打ち込み台や打ち込み棒を使うことを中心にして、時間も短く練習してきました。
息苦しさや時間の短さを感じつつも、練習再開に対して感謝の日々でした。


全剣連面マスク


打ち込み棒


打ち込み台


7月上旬には武道具店で新たに発売された息苦しさが減るというマスクを注文し、
部員全員が休憩中も含めて常に着用してきました。
これは、口元の部分に空間ができて形も保たれているため、息を吸うときに口へと張りつくこともありません。
面をつけると空間はやや狭まりますが、体感では手ぬぐいによる面マスクよりも息苦しくありません。現在ではこのマスクへの違和感はほとんどなくなっています。

また、面には面金の上から2本目以下部分を覆うフェイスシールドも装着しています。
こちらは曇り防止のものということでしたが、実際には水滴がついたり、曇るときもありました。別に用意した曇り止めを塗ることで、やや軽減された感がありました。


剣道用マスクをつけた部員たちです


マスクだけでなく、フェイスシールドもつけています


練習時の姿です


マスクによって鼻からあごまで覆われており、なおかつシールドが面の大半を覆っているので、飛沫の飛散については「飛ばさない」「浴びない」の両面でリスクを大きく軽減できていると考えています。
道着・袴・竹刀・木刀・剣道具についてもアルコール成分による消毒を行っています。

テレビ等で放送される様子を見ても、他競技ではマスクなしで行っているものが大半であり、剣道の場合は厳重に思えるかもしれませんが、「発声を行う」ことや「競技者の年齢層が広く・ご高齢の指導者の方々が多い 」などの競技の特性から、安全策を取るためには止むを得ないと納得する人が多いと思われます。
剣道に関わる人にとって苦しかったのは「掛かり稽古での苦しさ」よりも、断然「練習が禁止される」ことだったと思いますので。。。
本校では良いマスクを見つけることができ、いわゆる「全剣連面マスク」への苦しい・暑いという声を考えると、とても幸運だったかもしれません。

夏季休暇中には、試合や出稽古の機会がありませんでしたので、基本練習や形練習を中心におこなってきました。部員は行事への準備のために練習に参加できないこともありました。一方で、各自で時間を捻出して練習に取り組んでいたのは頼もしく感じました。

今後は、いろいろな懸念があるとは思いますが、「一度しかない中学・高校・大学生活」の剣道の場面において、「試合」「合同稽古・練習試合」「審査」などが早期に認められ、開催できるようになることを願っています。


新入部員による「突き!」 高校に上がったばかりなのに立派です!


次回の更新では「あかつき祭」へ出演するために重ねてきた練習の様子をご紹介できればと思います。

2020年7月29日

打ち込み台

ごきげんよう、剣道部です。
対人稽古を行うことが難しいことにより、部活動が再開してしばらくの間は、打ち込み台を使っての練習をメインにしていました。



一般的な打ち込み台はこちらです。
面、小手、胴と何でも打て、腕の高さも変えることができ、上段の構えへの打ち込みも可能です。
突きも打ち込み台が勢いで下がってしまいますが、可能です。
こちらは少々値が張り、5万円超で販売されていることが多いです。
本校にも1台あり、やや年代物のようですが、大切に使わせてもらっています。

さて、ここからは2月から制作をしていた、自作での打ち込み台のご紹介です。



ネット上で、ボクシングのパンチングボールが良いという情報があり、最初は顧問が自宅に置いていたものを持ち込みました。
もちろん、そのままで面を打つことはできるのですが、小手を打てないのはやや物足りなく感じます。そのため、今回小手を打てるように改造してみました。



とは言っても、とても単純で支柱に小手を取りつけるための腕を固定しただけです。
腕は芯となる金属にウレタン棒を巻き付け、さらにガムテープを巻きつけたものです。
実際にはいくつかの対策の工夫が苦労したところでした。
・自重で自然と小手が下がってきてしまうこと
 →ゴムを取りつけて支えました。打突の感触がより良くなるという副産物もありました。
・何度か打つうちに小手が回ったり取りつけが緩んでしまうこと
 →園芸用のワイヤーで固定しました。また、腕を支える金属棒を2重にしてネジで固定しました。

工作や金具などの部品に強く知識を持っている人であれば、もう少しスマートに作れたのかと思いますが…



実際に使う前には安全対策もしており、使用前には点検を行います。
(パンチングボールは届いた商品に個体差があり、そのうちのひとつは支柱のバネが弱く、安全上、面を取りつけての使用ができなかったのが残念でした。)
面の位置が高さ150cmに満たないので、台を敷いて高さの調整もしています。
ここまで打ち込み台の紹介をしておりますが、対人での練習ができないからこその代替手段に過ぎません。
もちろん、打突の正しさや強さなど、基礎練習や自主練習には有効に使えます。
本校ならではのiPadを使用して録画することにより、フォームチェックも効果的です。
ただ、剣道では技や間合いや呼吸など、対人でないとつかめない応用の部分こそが醍醐味でもあります。
ですので、あくまで基礎練習のためという位置づけとなります。
本校の部員は初心者が多いため、じっくりと前向きにやっていきたいと思います。

2020年6月17日

面マスクの着用・練習再開に向けて

ごきげんよう、剣道部です。
先日、NHKの夜のニュースでも部活動が再開したというニュースが流れていました。
そこであたりまえのように目に入ったのが、ある学校の剣道部の練習再開の様子。
「ついにできるのか」という感慨深いものがありました。
面の内側にマウスガードを装着しているものの、面マスクをせずに通常の発声・普通の稽古をしている姿にうらやましくもなりました。
全剣連からは「面マスクは必須」「(面の内側の)シールドを強く推奨する」というガイドラインが現状出ておりますので、本校もそれに従っていくことになります。



本校での部活動が再開する前に、面マスクをつけての練習がどのようになるか試してみました。




全剣連の感染拡大予防ガイドラインでは、
「面マスクの下から息が抜けていく」
その補足では、
「面をつけた場合に下からは息が抜けないが上部から息が抜ける、口とマスクの間に空間を作れば息苦しさが緩和される」
と説明されています。
また、面マスクが汗で濡れることで、より息苦くなることも言及されています。

実際に面マスクをつけてHIIT方式で短時間ながら上記動画のように打ち込みをしてみたところ、経験者である顧問も苦しく感じました。
(数年前に八段の先生に稽古をつけていただいていたときの、短時間で息苦しくなっていったことを思い出し、懐かしく感じました。)

全剣連の方針に関わっている先生が、非公式ながら
「いまがベストの対策というわけではなく、よりよいマスクや方法の模索をしていく」
というニュアンスで情報発信をなさっているとも聞きました。

このままの環境が続きますと、剣道人口が減少していってしまうだろうという危機を強く感じます。
まずは、剣道の現場でクラスターの発生が起きないように、各団体・個人が対策をしていくことが必須であると思います。
感染防止と快適な練習を両立できる方法をみつけていけることを切望しています。

2020年6月16日

対人稽古再開に向けた感染拡大予防ガイドライン

ごきげんよう、剣道部です。
6月4日に全日本剣道連盟からのお知らせとして、
「対人稽古再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」が公開されました。
これにより6月10日に「対人稽古自粛の解除」となりました。
中学高校剣道部に関わるところを中心に確認していきたいと思います。


面マスク着用の様子

1.稽古の実施にあたって
・都道府県の方針を遵守
・近隣の理解を得るよう努める
2.ガイドライン・稽古計画の策定
・団体ごとのガイドラインを作成
・特性に応じた稽古計画の作成 ※1
学校の新しい生活様式の趣旨を尊重(部活動のページを参照します) ※2
3.稽古に参加するにあたって
・基礎疾患のある人は稽古に参加しない
・体調がよくない場合、家族や身近な知人に感染疑いにいる場合は稽古に参加しない
・その団体に所属していない人は稽古に参加しない
・マスクを着用し感染予防に努める
4.稽古を始める前に
・検温、手洗い、うがい、手指の洗浄・除菌
・更衣室の密集を避ける
・床の清掃や除菌
5.稽古にあたって
・準備運動や素振りでは原則1列、向かい合わない
・上記不可の場合は、2mの距離を取り、発声も極力控える
・稽古をする場合
 → 飛沫の飛散防止のための「面マスク」を着用する (単独で90%の飛散抑制とのこと)
 → 面の内側に「シールド」の着用を強く推奨 (単独で70%の飛散抑制とのこと)
   (「面マスク」と「シールド」の併用で95%の飛散抑制とのこと)
・密を避けるために、元立ちどうしの間隔は2m以上
・休憩時間中はマスクを着用
・見学者を練習場に入れない
・稽古での発声は極力抑制
・鍔競り合いは避け、なった場合はすぐに分かれるか引き技を出し、発声を行わない
・稽古時間は1時間を目安、窓の開閉や送風機によって十分に換気を行う
6.稽古の後に
・稽古後の礼やあいさつの際にも2mの間隔をあける
・面マスクはビニール袋に入れて持ち帰り洗う
・面や小手、シールドはアルコール噴射により消毒
・剣道着・袴・てぬぐい・竹刀は洗濯・除菌する
・手洗い、うがい、アルコールによる手指の除菌

※1
(全剣連の一例によると、
最初の10日間は面をつけての練習時間は全体の1/3の時間
次の10日間は面をつけての練習時間は全体の1/2の時間
再開から20日後(7月)以降は通常の稽古

ただし、団体の特性に応じた計画で差し支えないとのこと)

※2
・運動不足の生徒への配慮・怪我防止への留意
・体調不良の場合は自宅での休養を指導
・健康・安全確保のため、教員・指導員による活動状況の確認
・部活動ガイドラインに準拠
(学期中は2日/週 の休養日、1日は平日、1日は土日より。大会参加の場合休養日の振替も)
(1日の活動時間は平日は2時間程度、休業日は3時間程度、短時間で合理的かつ効率的)
平成29年12月18日 公益財団法人日本スポーツ協会
「(〜略)休養日を少なくとも1週間に1~2日設けること、さらに、週あたりの活動時間にあたる上限は、16時間未満とすることが望ましい」


登校が再開し、部活動も解禁になった際には、全剣連によるガイドライン・本校のガイドラインに沿って活動をしていきたいと考えています。

2020年6月1日

剣道用フェイスシールド

ごきげんよう、剣道部です。

早くも6月に入りましたね。
先日投稿しました、全日本剣道連盟で検討している「飛沫の飛散を防ぐ用具」についてですが、(私が)気づかぬうちに剣道業界では準備が進んでいたようです。
いわゆる「フェイスガード(マウスガード・アイガード)」という形で、防具屋さんで販売が始まっていました。
検索すると、500円〜1000円くらいで売られています。

このフェイスガード等が飛沫飛散への対策として科学的に十分効果があることを心から願っています。

また、ある防具屋さんの先生が、フェイスガードを自作できるように台紙を公開してくださっていましたので、さっそく作ってみました。

まず、台紙を印刷して下敷きに写し、切り取りました。B5サイズのものだと2つ取れました。




続けて、面に取り付けてみました。




せっかくなので取り付けたあとに面を被ってみました。
(3か月以上ぶりでした。。。もちろん被っただけです。)
感じたことをいくつか挙げてみます。

・思ったよりもしっかりとはまりました。(ただ、打突を受けたときにも平気かどうかはまだ試せていません。顔の近くにプラスチック板があるのは、外れてしまったときを考えるとやはり心配ではあります。)
・息を吐くとまれに曇るときがありました。目の位置まではガードがないので、現時点ではそこまで気にはなりませんでした。(曇り止め処理した製品もあるようです。曇り止めスプレーでも効果があるのか試してみたいですね。)
・面金と接する部分は「完全にピッタリとハマっている」とまでは言えないので、調整が必要に感じました。(ハサミで切ったときの私の不器用さが凶とでてしまっているのでしょう。。。)

飛沫の飛散の要因となる「発声」は剣道の大事な要素でありますが、新型コロナウイルスが気にならなくなるまでは、発声を控えることも考えなくてはならないのかもしれないと考えたりもします。

今後、どのような方向性で再開できるのか、引き続き注視していきたいと思います。

2020年5月25日

剣道再開の今後の予定(全日本剣道連盟からのお知らせ)

全日本剣道連盟より、
「剣道再開の今後の予定」
というお知らせが5/25付でありました。
https://www.kendo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/Next_Schedule_for_Restarting_Keiko.pdf

「対人稽古を引き続き自粛するように」という5/19付のお知らせの続報になります。
現在、飛沫の飛散を防ぐ用具の検証を行い、医学的見地からの判断を待っているという段階ということです。

剣道の面の前方部である面金には隙間があり、発声の際に飛沫が飛散するのは自然なことなので、競技そのものとして難しい立場にあります。
例えば、
・飛沫を飛ばさないために発声を控える
・マスクをつけたままで面をつける
それぞれ、いままでは「ありえない」ことだったのですが、現実的にそのような対応も考えなくてはならない状況と言えます。

全剣連が検討している用具がどんなものなのかは、いまのところ具体的に言及されていませんが、対人稽古ができる状態をつくるものであることを大いに期待したく思います。

非常事態宣言が解除されたとしても、いままでのような通常登校や部活動ができるまでは目処が立ちませんが、少しでも希望が持てる続報を待ち望んでいます。

2020年5月23日

素振り棒/打ち込み棒の作成

ごきげんよう、剣道部です。

今日は、さまざまなところで紹介されているものではあるのですが、素振り棒/打ち込み棒の作り方をご紹介します。

家の中で竹刀を振るには天井や周りの壁にぶつかる危険性もあり、難しい方も多いと思います。素振り用の短めの竹刀や木刀も売っているのを見かけますが、今回ご紹介するものは手軽に自宅でも作れるかと思います。

また、以前にご縁がありお世話になった先生は、面をつける前の打ち込み練習を行っていらっしゃったのですが、そのため(受けるため)の打ち込み棒としても使うことができます。

作り方は次の動画(1分30秒)をご覧くださいませ。



ポイント・補足
・新聞紙を縦長の状態で丸める
・新聞紙は1日分~2日分がおすすめ(太さ、重さ、丈夫さに影響があります)
・ガムテープを節約したい場合には両端を固定するだけでも可
・修理できなくなった竹刀を芯にして丸め、全体をガムテープで巻きつけると打ち込み棒としての使用にも耐えられます

素振りは稽古前の準備運動と思ってしまう人もいるようですが、真剣に取り組みさえすれば地味に見えて上達への近道となると思います。
正しく、真剣に、目的意識を持って取り組んでみると、驚く効果が出てくれるのではないでしょうか。
ぜひともそんな自分自身に対して驚きたいですね!

2020年5月20日

オンラインでの素振り

ごきげんよう、剣道部です。

剣道界では対人稽古が禁止されているいま、できることをやろうという精神もあり、
全日本剣道連盟や有名な選手・先生方がYouTube などで1人でできる稽古などを公開なさっています。

最近ではYouTubeの生配信で子どもたちを中心に全国の人たちとオンラインで一緒に素振りをするということも、ある先生がなさっていました。

本校でも4月後半からオンライン部活動ということで、素振りを続けています。
基本的にはみな部屋で振るため、竹刀では難しい場合には手刀であったりお手製の素振り棒で行っています。
素振りの様子からも部員も始めたときよりだいぶ慣れてきたように感じます。

話は変わりますが、全剣連から5/19付のお知らせがあり、引き続き全都道府県で対人稽古を控えるようにという内容でした。
https://www.kendo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/Request-for-continuation-of-stopping-Interpersonal-Keiko.pdf
改めて当初の年間予定を確認すると、インターハイ予選の支部予選の日程を過ぎていて、切なさを感じます。

面をつけての練習どころか、集まって練習することもまだ先になりますが、いまはその時のための地固めの時期と考えて地道な練習を続けていきたいと思います。



2020年4月27日

オンライン練習

ごきげんよう、剣道部です。

本校でも最後の練習から2か月以上が経ってしまいました。
全日本剣道連盟(全剣連)からの「新型コロナウイルス感染症の集団発生を防止するためのお願い」にもありますように、現在剣道の対人練習は中止となっています。
https://www.kendo.or.jp/information/20200405/


最近剣道部では細々とながらオンラインでの練習を行っています。
もちろんみな自宅にいて離れているのですが、iPadの会議アプリGoogle meetを用いてつながることができます。
ひとりでは気持ちを起こせずに始められなくても、みんなでやるとなると結構できるものです。
行っている内容は主に腹筋・体幹などのトレーニングと素振りです。
室内では竹刀を振ることや跳躍することは困難ですが、工夫しながらできることをやっています。
全国でもオンラインでの取り組みが始まっていますので、それらも参考にしながら続けていきたいと考えています。





また、悲しい知らせが届きました。
3年生にとって高校剣道の集大成になる「インターハイ」(当然ながら予選も含めて)も中止が正式に決まってしまいました。(中学生にとってのいわゆる「全中」も同様です)
やむを得ないこととはいえ、打ち込んできた人、関わってきた人、応援してきた人にとって、やり場のない悲しみと虚脱感に包まれているとしか言いようがありません。
早く大手を振って剣道ができる日が来て、苦しんでいる人達の気持ちが何らかの方法で少しでも晴れることを待ち望んでいます。

2020年4月7日

部活動紹介

ごきげんよう、剣道部です。
本日は部活動紹介の動画を公開させていただきます。
特に新入生のみなさんには部活動選びの参考にしてくださればと思います。

この動画では掛かり手が元立ちの面打ちに対して技を決める練習
(よく「技練」といいますね(^^))の一幕です。
(掛かり手(技を出す人)は経験者の部員、元立ちは顧問です。)
1本目は「出ばな面」(相手が面を打ってくる瞬間を狙い、小さく速く面を打ちます)
2本目は「出ばな小手」(相手が面を打ってくる際の手元が上がる瞬間を狙い、小さく速く小手を打ちます)
3本目は「面返し胴」「相手が面を打ってくるところを竹刀で受けて返しそのまま胴を打ちます)
(またこれ以外にも技や活動の様子がお見せできる機会があればと思います)

現在の部員のほとんどは入学時に初心者から始めています。上達するまでには根気が必要で、本当の楽しさを感じるまでには少し時間がかかると思いますが、有効打突を決められたときの達成感は本当に大きく、そこからは壁や苦しさを感じるときもあるでしょうが、上達に喜びを感じていくことでしょう。

剣道の理念「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」とあるように、単純に技術の向上だけでなく、人として成長することが期待できます。

・一生懸命に何かに打ち込みたい人
・強い気持ちを持っている人(一見そう見せなくても内に秘めている人も)
・自分の殻を破りたいと思っている人

以上の方には特におすすめします。
初心者、経験者問わずお待ちしています。
学校が再開されてからになりますのでしばらく期間がありますが、ぜひご検討してみてください。


2020年4月4日

新型コロナウイルスの影響

ごきげんよう、剣道部です。

新年度の大会等についてですが、以下のように発表がされました。

東京都高体連剣道専門部総会(4月)    →中止
東京都春季剣道大会(4月、5月)       →中止
東京都高体連第1回段審査(6月)       →中止
東京都北区青少年大会(5月)       →中止
東京都北区段級審査          →4月29日から延期

(全国総合体育大会(インターハイ)予選は未定)
(4月4日時点での確認となります。)

いままで長い期間懸命に励んできた生徒・多くの選手のことを考えるとやりきれないですが、誰にもコントロールができないことですし、受け入れていくしかありません。
これらのことを踏まえて、部員それぞれの今後にとってよりよい手助けができればと思います。

また通常の生活、安心して部活動に取り組める日が早く戻ってきてくれる日をただただ願うばかりです。

ありがたい

ごきげんよう、剣道部です。

剣道に関わる人にとってはつらい時期が続いていることと思います。
・休校中で部活動ができない
・普段借りている練習場が使うことができない
・素振りをするにも部屋の中では天井や壁が心配、外では不審者呼ばわりされかねない
など、さまざまなことがあると思われます。

数年前に他校の先生からいただいたお話です。
「あたりまえに思っていること、できていることは実はそうではありません。
 めったにないことなのです。」
「有り難い」という言葉の根本についてのお話だったのですが、
「相手がいる」「先生がいて教われる」「場所がある」「周囲や環境の支えがある」
からこそできるのであって、掛け算のようにどれかが欠けたら成り立たないと言えます。普段はあたりまえに感じていて忘れがちのことではないでしょうか。これは剣道に限らず言えるでしょう。

剣道に関わる人は、心構え・競技の性質上の両面から普段より相手への感謝の気持ちをもって練習・稽古に励んでいます。
ただ、ここまでの状況になると、かつてないほどに「みんなが集まるからこそ普段の練習・稽古ができたり、トレーニングがはかどっているんだ」と大きな実感を伴っているのではないでしょうか。

現状では安全を確保した上で、素振りや体幹トレ・筋トレ、動画での研究など、いまできることを自主練習としてやっていくしかなさそうです。これらは技術の向上へと必ずしも直結するわけでもないのですが、上達のための土台となるため、陰ながらの地道な努力として長期的に見ると差がつくところであります。モチベーションを保つことはたいへんでしょうが、いまは辛抱して続けていきたいものですね。

2020年3月24日

巣立ち

ごきげんよう、剣道部です。
先日、6年間にわたって剣道部を支えてきた高3生が巣立って行きました。
彼女にとっては先輩がいない中で活動が始まり、その後は後輩・顧問とともに練習を重ねてきました。
優しく、そしてときには厳しく、後輩からたいへん慕われてきた先輩だっただけに、この情勢によって門出の見送りに立ち会えなかったのは後輩たちにとっても無念だったと思われます。
また情勢が落ち着き、試合での勇姿や審査での結果によって、現役生には恩返しをしていってもらいたいと思います。


 (2019年4月 東京都春季剣道大会)

2020年3月19日

休校中の自主練習

ごきげんよう、剣道部です。

現在ほとんどの学校が休校中で、部活動ができる人はほとんどいないと思われます。
本校も例に違わず活動ができていません。

自宅で練習することは意欲がそれなりに高い人でないと、精神的に(モチベーションの継続という点で)簡単ではないと思われます。
本校ではiPadを全教員生徒がもっているメリットを活かし、ネットワーク上でスプレッドシートに素振りの回数を記録できるようにしています。
(その日の本数を記入すれば、関数によって合計数等が自動計算されるようにしています。)

「努力に即効性はない」とよく言われますが、つまり言い換えれば
「地道な努力こそが将来の上達への土台に繋がる」
ということになるのではないでしょうか。
「継続力也」(継続は力なり)
剣道に関わる人が目指すであろう「文武両道」のためにも「継続」こそが近道と言えそうです。

このようなツールが自主練習の継続へのモチベーション向上の助けになればと思っています。



2020年3月12日

活動のご紹介

ごきげんよう、剣道部です。

今回は令和元年度の外部活動を振り返ります。
4月 東京都高等学校春季剣道大会
    北区 段級審査
5月 北区 青少年剣道大会
    全国高等学校剣道大会(インターハイ)予選 東京都第2支部予選
8月 東京都高体連剣道専門部 武道系部活動合同稽古
    東京都秋季剣道大会
10月  北区剣道大会
    東京都高体連剣道専門部 級審査
11月  東京都高体連第2支部剣道大会

新年度は昨今の情勢や東京五輪開催に伴って、例年からの日程変更が予想されますが、可能な限りで活躍の幅を広くしていきたいと考えています。
  


2020年3月9日

剣道部のご紹介

ごきげんよう。
瀧野川女子学園剣道部です。

このたびブログを立ち上げることになりました。
さっそくではありますが、部のご紹介をさせていただきます。

現在、未経験からの高校生が中心となり、大会での勝利や段級審査への合格を目指すことは
もちろんですが、剣道の技術だけではなく心身ともに鍛えて人間的な成長を目指しています。

令和元年度は週5回の活動を基本として行ってきました。
部員が少ないこともありますが、顧問も基本から一緒になって練習しています。
今後は他校との合同練習や練習試合の機会によって切磋琢磨でき、より広い視野をもって
向上心を高めていければと考えています。

本校の学校史によると、
昭和52年 春季大会団体3位
     秋季大会団体2位
昭和53年 インターハイ東京都予選準優勝(個人)
     インターハイ(いわき市)3回戦進出
という、栄光ある結果を残してきた歴史ある部でもあります。

過去の先輩の実績に追いつくことは容易ではありませんが、一生懸命稽古に取り組み、
各部員が上達していった結果、目の前の目標を1つずつ達成していき、
「やりきった」という気持ちで引退を迎えたいものです。
高校生活で打ち込む部活動は人生で考えれば決して長くはない期間ですが、
将来になっても色あせずに残っていくと信じています。

みなさまから暖かく見守っていただければ幸いです。
今後は活動の様子などをお伝えできればと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。